『寝たきり最大の原因』
寝たきりの約4割は脳卒中によるものといわれています。
それは、脳の神経細胞が障がいを受けると、その後遺症が残りやすいからです。
後遺症には、身体の半身まひ・失語症・構音障がい・しびれ・感覚鈍麻・痛み・嚥下障がい・うつ病・認知症などがあります。
決して、一度に全てが起こるわけではありませんが、さまざまな症状が起こることで、本人はとても混乱した状態に陥ってしまいます。
そのため、身体を動かすと転びやすく、本人はとても怖い気持ちになってしまいます。
自分で動くことすら怖い状態で、無理やり介護されたらどう感じるでしょうか?
何かにしがみつき、身体には無理な力が入り、起きたくないと思うはずです。
介護する側は、起こすことが目的なので、本人の怖い気持ちに気づくことができません。
そのため、「ほら、力を抜いて!起きて!」と引っ張り合いになってしまうのです。
お互いが楽で安心できる介護をするためには、まず本人の状態や気持ちを理解することからはじめましょう。
リハビリ介護士 藤原
2013年2月10日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:Ⅰ【藤原式リハビリ介護】 ②脳卒中患者さんの気持ち
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