『寝たきり最大の原因』


寝たきりの約割は脳卒中によるものといわれています。

それは、脳の神経細胞が障がいを受けると、その後遺症が残りやすいからです。

後遺症には、身体の半身まひ・失語症・構音障がい・しびれ・感覚鈍麻・痛み・嚥下障がい・うつ病・認知症などがあります。

決して、一度に全てが起こるわけではありませんが、さまざまな症状が起こることで、本人はとても混乱した状態に陥ってしまいます。

そのため、身体を動かすと転びやすく、本人はとても怖い気持ちになってしまいます。

 

自分で動くことすら怖い状態で、無理やり介護されたらどう感じるでしょうか?

何かにしがみつき、身体には無理な力が入り、起きたくないと思うはずです。

介護する側は、起こすことが目的なので、本人の怖い気持ちに気づくことができません。

そのため、「ほら、力を抜いて!起きて!」と引っ張り合いになってしまうのです。

 

お互いが楽で安心できる介護をするためには、まず本人の状態や気持ちを理解することからはじめましょう。

 

リハビリ介護士 藤原

 

 

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