「はじめてのリハビリテーション」家族ができること。


おはようございます! リハビリ介護士の藤原純也です。

今日は、 『はじめてのリハビリテーション。家族ができること』です。

家族ができること、それはまず、 『リハビリテーションの流れ』を知るということです。

なぜなら、何をすればいいのか、先が見えない不安は、大きなストレスとなり、精神的にも身体的にも疲れてしまうからです。

病状を安定させ、自宅にもどるためには時間がかかります。

家族としても長くサポートしていくことが必要となるため、毎日無理してはいけません。

まずは、リハビリの流れを知り、退院後の生活をどうしようか、何ができるかを具体的にイメージしていく視点が必要なのです。

リハビリテーションには、大きく分けて3つの流れがあります。

①発症後約1ヶ月、病状や体調を安定させるための 「急性期リハビリテーション」

②発症後約2~7か月、病状が安定し自宅に帰るための「回復期リハビリテーション」

③自宅退院後、生活の中で自立するための 「維持期リハビリテーション」

発症後、すぐの急性期では、病状の安定が最優先のため、医療として家族ができることは少ないですが、 リハビリとして一日に関わる時間が20分~40分程度と少ないため、それ以外の時間を過ごすのに家族の応援は必要です。

回復期では、リハビリしている所を見学することで、どれくらい歩けるのか、どこに注意する必要があるのか知ることができます。

また、介護するやり方をリハビリから教えてもらうことで、自宅でのイメージをつけます。

退院前には、実際に自宅に本人とリハビリのスタッフが同行し、どこに手すりが必要か、改修が必要かを検討します。 (介護保険を利用すれば、20万円分の改修が一割負担で可能です。)

退院後は、自宅で利用できるサービスと家族が介護できることから計画を立てて生活していきます。 そして、再び家族旅行に行ったりと、次の目標をたてるという流れです。

リハビリの流れから、少しでも家族としてできることをイメージできたでしょうか。               リハビリ介護士 藤原純也