ボツリヌス療法とリハビリ介護!
おはようございます!
リハビリ介護士の藤原純也です。
今日のテーマは 『ボツリヌス療法とリハビリ介護』です。
前回も、お伝えしましたが、今話題のボツリヌス療法はただ注射を打っただけでは、意味がありません。
なぜなら、ボツリヌス療法で抑えられるのは『痙性』だけだからです。
人の運動を質的に改善するのではなく、あくまで、痛くなく、
筋肉の緊張が上がらずに動けるようになるためのきっかけにすぎません。
ボツリヌス療法の効き目がある期間に、リハビリをして運動能力を改善させなければなりません。
しかし、今の日本では、毎日適切なリハビリを受けることができないのが現状です。
そのため、本人とその家族が家庭で困っているのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
このような現状は、介護してる現場から変えていかなければなりません。
毎日、日常的に行う生活動作の中で、リハビリになるような介護をすればいいのです。
例えば、うまく立てないことにより、マヒしていない手足で代償し、力を入れさせるように介護したとします。
しかし、これでは逆に非マヒ側の緊張によって、マヒ側の緊張を高めてしまい、力を入れるほど動けなくしてしまいます。
この場合、無駄な力を抜いて立てるようになる練習が必要となります。
ムリなく身体を動かすことがリハビリになり、自ら動きたいという気持ちも高めることになるのです。
それが『リハビリ介護』です。
不安や恐怖感を軽減し、無駄な力を入れない身体の使い方を覚えるための介護方法です。
難しいことはありません、できることからはじめていきましょう!
リハビリ介護士 藤原純也。
2012年8月19日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:Ⅴ【脳卒中最前線】
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