⑤在宅介護ってどうすればいいの？

『介護費用を１円でも安くしたい！』

　　　　　　　（図：もう限界！介護費用を「１円でも安くしたい」ときに読む本　より）

毎日の介護には，お金がかかります。

介護保険サービスを利用することで，１割負担で済みますが，サービスには介護度によって上限があります。

上限以上に関しては，本人またはご家族が自己負担しているというのが現状です。

それだけではありません。

例えば，

・食費，光熱費，水道代，電話代，衣料，日用品，おむつ，家賃

・病院へ通うための交通費，買い物やでかける際の交通費

・治療費，薬代

・家事代行サービスや配食サービスの利用費

・介護疲れ解消のための整体や治療費

もちろん，担当のケアマネージャーに相談することで，サービスの内容を変更し，解決できることもあります。

しかし，利用する本人が「私は人の世話になりたくはない！」とサービスを拒否することもよくあります。

そのため，在宅で介護をする時間が多くなり，身体に負担をかけてしまいます。

結果，自分の身体に対しても，メンテナンスが必要になり，病院や整体に通ったりしてお金がかかります。

実際に，月にかけている費用を計算してみてください。

１時間６０００円の整体に月３回通っていた場合，毎月１８０００円の費用になります。

この場合，介護による身体への負担を減らすだけでも，毎月１８０００円が節約となります。

しかし，はじめての介護初心者に対して，わかりやすく介護の方法やリハビリの方法伝えている場所はほとんどありません。

一般的に行われている一方的な介護ではなく，本人とご家族が介護を通してコミュニケーションがとれ，気持ちのよい介護ができるように，サポートしていければと思います。

リハビリ介護士　藤原