ボツリヌス療法!毒で治る!?


おはようございます!

リハビリ介護士 藤原純也です。

今日のテーマは脳卒中リハビリ最前線』ボツリヌス療法 です。

先日の6月6日、NHKためしてガッテン!

つかむ!歩く!脳卒中 夢のリハビリ最前線

という番組が放送されました。

ボツリヌス菌ってきいたことはありますか? 

これはです!

ボツリヌス療法は、このを利用します!

脳卒中で手足がマヒし、色々な原因で緊張が高くなってしまった筋肉に対して、ボツリヌス菌という毒を注射することで、神経の伝達を抑え、柔らかくするものです。

私の病院でも、ボツリヌス療法をはじめています。

クリニックで受診し、適応となった場合、注射後、集中的にリハビリをします。

(まだまだリハビリを受けられる人は少ないです)

実際に、発症から何年も経っている半身マヒの方に対して、注射を打ち、筋肉の緊張や痛みが軽減する方はいます。

ここで、大切なのは注射後のリハビリです。

なぜなら、注射をしたことで緊張と痛みは軽減しますが、実際に動けるようになるかどうかは別問題だからです。

今回、磁気刺激治療の紹介もありましたが、適用には条件があります。
全ての人が受けられるわけではありません。

また、集中的にリハビリができる環境も少ないが現状です。
そのため、リハビリと同じくらい大切になってくるのが介護する技術です。

せっかく、緊張が柔らかくなったとしても、立ち方、起き上がり方ひとつで、また無理な身体の使い方をしていては、すぐに元にもどってしまうからです。

最新の治療技術を生かすためにも、

毎日の介護が、そのままリハビリになるような「リハビリ介護」が必要になってきます。

     リハビリ介護士    藤原純也。