車いすだって旅行できる! スカイツリーへ!


突然の障がいや在宅介護がきっかけとなり、本人がうつ状態になってしまうことは少なくありません。

 

障がいにより、家族の介護負担が増えることもありますが、本人自身は今までの自立した生活が失われたことに大きなショックを受け、喪失感や将来への不安でいっぱいになってしまいます。

 

その結果、介護する家族への感謝の意を示す気持ちに余裕がもてなくなってしまい、気持ちのすれ違いも起きてしまいます。

 

そんなときは、ずっと家の中にいるより、思い切って気持ちのよい景色をみて、空気を吸うだけでもお互いの気持ちが落ち着くことはあります。

 

私の働いている病院では、年に1回と少ないですが、地域で介護生活をしている夫婦を対象に旅行を企画しています。

 

去年は浅草、今年はスカイツリーです。

 

20名程で、車いす用のバスを貸し切り、現地まで直行します。

もちろん、付き添うスタッフはリハビリの先生、看護師の専門スタッフです。

 普段、病院では関わることのできない、現地ならではの家族介護サポートをすることで、車いすでの旅行に行く経験ができ、将来的には家族だけで楽しく旅行に行けるようになることが目的です。

 

しかし、残念なことに、それは年に1度きりしかなく、さらに個別的な介護指導に時間をかけることもできません。

地域の介護教室などでも、個別的に対応できる所は少ないです。

 

これから、高齢者が多くなり、より旅行に行きたくても介護不安で行けない家族が増えることは明らかです。

 

トリップヘルパーなど、旅行専門のスタッフがいれば安心ですが、個別的な身体の動きをサポートできる人はとても少ないと思います。また、出かけるたびにスタッフを予約していては、手間もお金もかかってしまいます。

 

ちょっとでかけようと思ったとき、介護とリハビリの知識をつけておくことで、介護の不安感は減り、家で寝たきりになることも減るのではないでしょうか。

 

『リハビリ介護を学ぶことで、行きたかった旅行に行くきっかけとなれば嬉しいです!』詳しくはこちらに紹介されてます。

 

リハビリ介護士 藤原