リハビリテーション用語 『QOL』


『QOL』『QOLの向上』などと使われますがどんな意味があるのでしょうか?

 

クオリティ・オブ・ライフ(Quality Of Life、QOL)とは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念です。

 

QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られます。

 

現状、長期療養を要する疾患、ならびに消耗の激しい疾患や進行性の疾患では、いたずらな延命治療、患者への侵襲が激しい治療を継続することによって、患者が自らの理想とする生き方、もしくは社会的にみて「人間らしい生活」と考える生活が実現できないことがあります。

このような状況を「QOL (生活の質)が低下する」と呼んでいます。

 

これに対して、患者が自身の尊厳をより保ち得る生活の実現を目的とした援助が重要であるという考え方が生じました。

これを「QOL(生活の質)を維持する、向上させる」などといいます。

 

介護は、ただ基本的な生活動作をできることを目標にするのだけでなく

『人間らしい生活や自分らしい生活』という『QOL』の視点を忘れないようにしたいものです。

 

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リハビリ介護士  藤原

 

(Wikipediaより引用)

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