『クッションを用意する』
急な入院で家族にできること!
それは『クッションを用意すること』です。
病院に入院した場合、すべての設備がそろっていると思ってはいけません。
病院では必要最低限の物しか用意しないためです。
まず、ベッドで寝ている状態で気を付けることは、『床ずれ』です。
『床ずれ』とは、一人では寝返り、身動きがとれないとき、身体の一部分に圧がかかり皮膚が死んでしまうことです。
そして、『床ずれは2時間でできてしまいます』。
そこで必要になるのが、姿勢を調整するためのクッションです。
身体とベッドとの圧を緩和させるために、マヒした背中や手足の下にクッションを入れます。
そして、ケアワーカーもしくはナースが2時間おきに体位を交換します。
ある程度動ける人でも、マヒした腕の下にクッションを挟むだけで、肩の痛みが減り、安眠することができます。
もし、夜痛くて寝れない、疲れるなどの訴えがある場合は、クッションをいくつかもっていき、リハビリのセラピストかナースに渡してください。
できれば、低反発のものや、スノービーズクッションがおすすめです。
背中にいれる細長いサイズものから、膝の下に入れるサイズのものがいいと思います。
しかし、注意しておくことは、ポジショニングは除圧をして、姿勢を安定させますが、逆にそれは身体の動きを制限する原因にもなります!
そのため、リハビリのセラピストと相談しながら、動きに合わせたポジショニングを確認していきましょう!
その人の動きを引き出す介護、それがリハビリ介護です!
リハビリ介護士 藤原純也。
2013年2月6日 | コメント/トラックバック(0) |